なんかの日記

精神のデフラグをしている。

2021年の振り返り

4月頃にトラウマのフラッシュバックのような幻聴で生活が立ち行かなくなり、精神科に通った。

「不安障害っぽい形だけど診断基準には満たない程度の何か」と言われ、人生で初めて精神のお薬を飲むことになった。

しばらくはお薬も貰いながらゆるやかに回復していたものの、ある日急にとてつもなく死にたい気持ちが強くなった。
勢いがあれば自殺に踏み切ってしまいそうな不安に襲われて、受診の予約を前倒しして病院に行くと、遠回しに「大したこともないくせに自惚れちゃって気持ち悪いね。」と言われた。

その日は心の底から人生何もかもどうでもいいやと思った。今自殺すれば何一つ思い残すことはないだろうとも思ったが、正直自殺すらどうでもよくて、惰性で生を選んだ。
しばらく時間を置いた後、どうせどうでもいいなら、せめてこの苦しさが何者だったのかを明らかにしてから後のことを考えても別にいいだろう、と思い始めた。手の施しようがなくなった壊れかけのパソコンを、折角だから分解して問題の切り分けだけやっちゃおう、と思うのと同じ感覚だった。

その後、薬で落ち着きつつあった精神状態を「案外あっさり治ってしまった」ということにして通院を終えた私は、結局今まで通り、納得の行くまでこの問題を考え続けることにした。

その後は小さな山と谷を繰り返しながら、それでも時々安心感の素片を拾い集めながら、とりあえず今も生きている。